コラボレーションについて

「太陽と月の王国のものがたり」
ピエール・エルメとニコラ・ビュフのアートコラボレーション

ピエール・エルメ・パリのメゾンは、2016年初頭から全店舗を彩る独特なユニバースを考案してもらうために、不世出の芸術家である二コラ・ビュフに全てを一任しました。この空前のコラボレーションにより、先祖伝来の神話、マンガ文化、及びルネサンス芸術を融合させた物語が生まれました。この非常にユニークな物語の世界は、「太陽の王国」のエリオスと「月の王国」のロクサーヌという、二人の中心人物をめぐって展開されています。そして二人の周りでは、ロクサーヌの妹リリ、リリが飼っている黒仔猫、それに警備ロボットのアタノール3号など、いささか風変わりなキャラクターたちも存在感を発揮しています。彼らの正体は本サイトでの体験により明らかになることでしょう。

今回のコラボレーションは規模の点では未曾有だと言えますが、実はこれも、ピエール・エルメの創作を他のクリエーターの仕事にマッチングさせる、当メゾンの伝統に即したものです。画家、彫刻家、音楽家、調香師、デザイナー、建築家、写真家、作家、造形芸術家、詩人、映画人の違いを問わず、ピエール・エルメ・パリでは様々な才能の持ち主たちと協働してきました。例えば、ニコラ・ヴィアル、ソレダッド・ブラヴィ、ジャン=ミシェル・デュリエ、ファビアン・ベルサール、ジャン=フィリップ・デローム、ベルナール・カンタンなどがそうです。これらの協働は、一つには、ピエール・エルメの仕事が元々芸術的な性格を持っていることの証左ですが、他面では、大胆なチャレンジに対する当メゾンの深い愛着と尊重の表れでもあるのです。

ピエール・エルメ・パリは「太陽と月の王国のものがたり」を通じて、完全デジタル化された前代未聞の体験ゾーンにファンの皆様をお連れいたします。これは、〈たゆみないイノベーションの探求〉、〈既成概念と旧習の打破〉、〈芸術に対する深い愛着〉の3つをモットーとする当メゾンならではの斬新な企画だと言えましょう。

ピエール・エルメ・パリ直営ブティックでも展開される「太陽と月の王国のものがたり」をご体験ください。(各店の所在はwww.pierreherme.co.jp)

Photo Credit : Stéphane de Bourgies

ピエール・エルメについて

アルザスのパティシエの家系の4代目として生まれ、14歳のときガストン・ルノートルの下で修業を始めた。常に創造性あふれる菓子作りに挑戦し続け、独自の“オート・パティスリー”(高級菓子)のノウハウの伝授にも意欲を燃やしている。徹底的に素材にこだわり、精緻な技巧を駆使して創り上げる絶品の数々はどれも清楚な美しさを見せる。“味覚の喜びだけが唯一の指針”をモットーとするエルメは、真に独創的な『味覚・感性・歓喜の世界』を構築している。2016年世界のベストレストラン50アカデミーより、「世界最優秀パティシエ賞」を受賞。

www.pierreherme.com

Photo Crédit : Nicolas Datiche

ニコラ・ビュフについて

1978年フランス・パリ生まれ。2007年に来日、以降東京で活動を続ける。2014年、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術専攻博士号取得。ヨーロッパの古典美術を土台に、幼少時から自らが影響を受けた日本や米国のサブカルチャー、ポップカルチャーに着想を得て、作家独自でありつつも誰もが見覚え のあるキャラクターを現代のイコンとしてちりばめた作品で知られる。オペラのアートディレクション、ファッションブランドとのコラボレーションなど、美術以外での活動も多い。

2014年春には原美術館(東京)にて大規模な個展「ポリフィーロの夢」が開催された。

www.nicolasbuffe.com

Photo Crédit : Mitja Kobal

Behind The Shadow Dropsについて

東京のインストゥルメンタルバンドMONOの、ギタリスト、作曲家であるTakaakira ʼTakaʼ Goto が、2016 年に立ち上げたニューソロプロジェクト“Behind the Shadow Drops”。キャリアとしては初の試みとしてアンビエント、トリップホップ等のミニマルミュージックの要素を取り入れた、サウンドトラック的な要素を感じさせるダークな音世界を表現している。デビューアルバム、2017年春に全世界リリース予定。

OFFICIAL CONTACTS
一般お問い合わせ: info@behindtheshadowdrops.com
Business & Press: seiya@oginodesign.com

www.behindtheshadowdrops.com